湿潤療法・外科手術
湿潤療法
湿潤療法(しつじゅんりょうほう)とは、
創傷(特に擦過傷)や熱傷、褥瘡などの皮膚潰瘍に対し、従来のガーゼと消毒薬での治療をおこなわず、「消毒をしない」「乾かさない」「水道水でよく洗う」を3原則としておこなう新しい創傷治療法です。ラップ療法、閉鎖療法、潤い療法とも呼ばれ、医師の夏井睦先生によって広く紹介されるようになったものです。
創を治すということは、傷ついた細胞を培養し復元することです。 従来のように乾燥させるより湿潤を保った方がよいのは明らかです。しかしながら、乾燥させれば治癒すると言う勘違いや、消毒に対する信仰などでこれまでは誤った治療がなされてきていたと言えます。
消毒薬は、殺菌作用がある一方で、再生細胞を殺す効力も持っています。また再生組織は乾燥によって容易に死滅し、傷口の乾燥は再生を著しく遅らせることになります。 傷口の内部に消毒薬を入れることを避け、再生組織を殺さないように創部を湿潤状態に保ち、なおかつ感染症の誘因となる壊死組織や異物を十分除去(デブリードマン)し、皮膚常在菌による細菌叢を保持し有害な病原菌の侵入を阻害することで創部の再生を促すものです。
当院では、創部を水洗いするなどして清潔な状態を確保し、デュオアクティブETなどの創傷被覆材を用いて湿潤治療をおこなっております。
・湿潤治療について、詳しくはこちらのサイトをご覧ください。
形成外科・外科手術
切り傷、刺し傷、擦り傷、皮膚腫瘍(いぼ、たこ、うおのめ)、皮膚瘢痕、膿瘍(おでき)、ひょう疽、陥入爪(巻爪)、やけど、褥瘡などの治療をおこないます。 局所麻酔が可能なバネ指に対する腱鞘切開などは随時おこないます。ご相談ください。 まき爪ワイヤー治療まき爪には無痛でおこなえる特殊なプレートやワイヤーなどによる爪矯正もあります。
くわしくはこちらをご覧ください。
→ Machiwaire