関節内PRP治療(APS治療)とは?
この PRP は関節外の、筋、腱、靭帯の傷害などが対象となります。 さらに特別な加工を加えることで APS を作製します。
変形性膝関節症の治療に対してとくに高い効果があると期待されている成分を高濃度に含んでおり、次世代 PRP と言われています。
日本では 2018 年 8 月より、「再生医療等の安全性の確保等に関する法律」に基づく届出が国に受理された医療機関でのみAPS 療法を受けられるようになりました。第二種再生医療等技術に相当します
APS療法の適用疾患
変形性 膝 関節症
変形性 股 関節症
変形性 足 関節症
変形性手
肘
肩関節症
変形性膝関節症、変形性股関節症、変形性手、肘、肩関節症、変形性足関節症などの主に「変形性膝関節症」などの関節疾患が対象です。
治療の流れ
STEP 1
静脈より血液 55ml を採取します。
STEP 2
それを特殊なキットに入れて遠心分離器にかけ、まずは PRP(第3種)を抽出します。
STEP 3
その PRP を別の特殊なキットに入れてさらに遠心分離器 ーにかけ、抽出された APS(第 2 種)を患者さんの局所に注射します。
STEP 3
治療は1回の注射のみで、かかる時間もトータルで1時間程度です。
再生医療は完全予約制です
再生医療の診察は、完全予約制となっております。初診の方は再生医療専門予約受付06-6436-6000へお電話ください。
治療にかかる費用
初診料 3,000 円
関節内PRP治療(APS) 300,000 円
※料金はすべて税抜き価格です。
※料金には診察料、採血・注射施術料、技術料、精製キット他諸材料費が含まれます。
よくあるご質問
APS療法で変形性膝関節症は治りますか?
APS療法は関節の痛みや炎症を改善することを目的とした治療です。炎症を抑えることで、関節内の軟骨破壊や環境の悪化を防ぐことが期待されます。
効果はどれくらいで現れ、どれくらい持続しますか?
個人差がありますが、注入後1週間程度で効果を実感される方もいらっしゃいます。
海外の治療報告によればAPSを1回注入後、約24ヶ月続いていると報告されています。
APS療法は安全ですか?
ご自身の血液を使用するため、安全性も高く、日帰りで治療可能な、体にご負担の少ない治療法です。
膝を切開しますか?
膝の切開は必要ありません。本治療はご自身の血液から抽出したAPSを膝関節に注入しますので、切開は不要です。入院も不要で、日帰りで受けられます。患者さんのご負担は、採血ならびに注射(ヒアルロン酸注射をうけるときと同様)だけです。
治療後は通常通り活動してよいですか?
日常生活は通常通りに送ってください。運動は治療後14日程度お控えください。運動再開は、主治医とご相談いただければと思います。
年齢による制限はありますか?
体に負担の少ない治療なので、高齢でも治療を受けることができます。ただし、膝関節の変形が強い重度ですと手術のほうが良い場合もあるので、主治医とご相談ください。
どうして自由診療なのですか?
APS療法は現在、米国で変形性膝関節症の患者さんを対象として、有効性を確認する大規模調査(治験)が始まっています。安全性は確立された治療法ですが、有効性はまだ検証段階のため健康保険が使えず自由診療(自費診療)となります。しかしながらいま現在、辛い痛みを抱えて、なんとかしたいと考えている患者さんに治療選択肢をご提供するべく、当院ではこの治療をおこなっております。
治療を受けられない場合がありますか?
ヘビースモーカー、大量飲酒家、服薬量の多い方、血行動態が不安定な人、抗凝固療法中の方、血小板異常症、血小板減少症、敗血症、慢性感染症、慢性肝機能障害、慢性皮膚病、癌などの罹患者はPRP療法を控えるべきです。
再生医療は完全予約制です
再生医療の診察は、完全予約制となっております。初診の方は再生医療専門予約受付06-6436-6000へお電話ください。