自家脂肪由来間葉系幹細胞を用いた変形性関節症治療

http://nishikawa-seikei.com/saisei/

当院は第二種再生医療等計画を厚生労働省に提出し受理されました。「自己皮膚脂肪組織由来間葉系幹細胞の関節内投与による変形性関節症治療」を行える医療機関です。

脂肪由来幹細胞は多能性幹細胞といって、さまざまな種類の細胞に変化する能力があります。たとえば関節軟骨や血管になることもできます。また、移植した先の炎症を鎮める作用もあります。変形性膝関節症の場合は、軟骨や関節包に炎症や変形があるため動かすことで痛みが発生します。痛みのために動かさなくなるので、さらに変形が進行します。脂肪幹細胞を注射することで炎症が静まり関節を動かしやすくなり、軟骨が楽に滑走します。その動きで軟骨の修復が促されます。

人工関節にするほどではありませんが、ヒアルロン酸製剤の関節注射が効果がない方には培養脂肪幹細胞の関節内注射は非常に良い適応です。

このような治療は数年前までは考えられませんでしたが、今では厚生労働省の承認のもと安全に実施することができるようになりました。再生医療は私たちにとってより一層身近な存在となりつつあります。